ギター、ベースのレコーディングにおすすめ!Rupert Neve Designs RNDI

DIといえばAvalon Desing U5やV5、BOSS DI-1、Radialなど、有名なものがいくつもあります。
その中でもおすすめしたいのがRupert Neve Designs RNDIです。
レコーディング機器で絶対的信頼度と品質でエンジニアなら知らない人はいない、Neve(ニーブ)のDIです。

RNDIはどんな人におすすめか?

そもそもスタジオでレコーディングをされる方にはおなじみにのDI(ディーアイ)ですが、持っている方は意外と少ないのではないでしょうか?

実は、自宅等でDIはアンプにつなげて演奏する場合には、ほぼ必要になることがありません。
ですが、レコーディングをする場合にはなるべくあった方が良いです。
レコーディングをする場合にはオーディオインターフェース(以降、オーディオIF)にシールドを繋ぐのですが、オーディオIFのインプットがギターやベースなどの接続に対応していない場合があります。
そういった場合にDIを用意すると、より高品質なレコーディングができます。

近年ではIK MultimediaのAmplitudeやPositive GridのBiasなど、アンプシミュレーターの品質もグイグイと上がっているので、生アンプを使用せず、オーディオIFとギターだけでレコーディングをする方も多いのではないでしょうか?
ここで問題になってくるのが、オーディオIFのインプットがギター等の入力に対応していない場合です。
端子の形状自体は対応、非対応ともに一緒なので普通に接続できてしまうのですが、演奏していると妙にアンプの反応が悪かったり、ノイズが多かったりと悩まされることがあります。
(対応している場合はHi-Z対応などの表記があります。)

また、対応はしていても品質があまり高くない場合には最大の効果を得られません。

RNDIはそういったトラブルや悩みを確実に解決してくれるハイエンドなDIなので、レコーディングをする全ての方におすすめです。

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RNDIのスペックをチェック

前面は以下のものが備わっています。

  • IN - インプット
  • THRU - スルーアウト
  • INPUT LEVEL - インプットレベル切り替えトグル
  • 48V - 電源 供給確認ランプ

インプットにギターやベースなどを接続して使用します。
48V電源はオーディオIFやマイクプリアンプなどからファンタム電源として供給します。
48V電源を供給していなくてもインプットから入力された信号がそのままスルーアウトへ出力されます。

背面は至ってシンプル

  • グランドリフトスイッチ
  • XLRアウト

DIを通してオーディオIFやミキサーで扱いやすい信号に変換され、こちらからアウトプットされます。
アウトプットとオーディオIFをXLR(キャノン)ケーブルで接続してオーディオIFなどに付いている48V電源を供給することでアウトプットから信号を受け取れるようになります。

グランドリフトスイッチは基本的にはGNDで問題ありませんが、電源由来(アース)のノイズが発生している場合はLIFT側に切り替えて使用します。

筐体は全体を頑丈な金属ケースで覆われているため、ハードな使用にも耐えられそうです。
重さは680gなので持ち運びも苦になりません。
ですが、軽すぎるわけでもないので、接続したシールドで引っ張って動いてしまう心配もなさそうです。

iPhone Xと並べて上からサイズを比較してみました。
サイズも大きすぎず、小さすぎず、ちょうど良いです。
少し大きめのエフェクター程度のサイズなのでギターバッグにも入ります。

音質は極めてクリアで扱いやすい

RNDIの公式の解説に以下のような説明があります。

素晴らしきダイレクトトーン

RNDI のクラスAディスクリートFETアンプは、業界標準の48Vファンタム電源で駆動します(電源はXLR端子からRNDIに送ります)。そして、2MΩ仕様の超ハイインピーダンスの入力によって、様々な楽器をロスなく直接接続することが可能です。そして RNDI のクラスA設計によって、クロスオーバーディストーションは排除され、音楽的に作用する偶数倍音が自然に響きます。特に、2次倍音(オクターブ上)と3次倍音(オクターブ上の5度)の存在感において、絶大な効果を放ちます。これらの倍音成分は、微細ながら音楽的な響きと密接な関係にあり、サウンドに豊かさをもたらします。ディスクリート設計である RNDI は、ICチップやデジタル処理を行うパーツは一切使用せず、音色に悪影響を与える要素を完璧に排除しています。

ぱっと読むと「偶数倍音が自然に響いて音が良くなる」と感じるかもしれませんが、よく読むと「音色に悪影響を与える要素を完璧に排除しています。」最後にあるように、不要な歪みや音色変化をさせることなく、楽器本来の良さを引き出す設計であることがわかります。

ギターの場合はエフェクターやアンプで音作りをしてく都合上、DIでそこまで音色変化をしてほしくないため、これは非常に嬉しい特性です。
市場には積極的に音作りをするタイプのDIも存在しますが、RNDIは素材を生かしてピュアな状態で信号を伝達するDIです。

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接続例

自宅やスタジオなどで良く使用する例をいくつか紹介します。

画像引用元 - hookup

接続例ではRNDIにつながる矢印はそれぞれINPUT、THRU、OUTPUTを表しています。

ギターアンプでマイク収録をしつつ、Dry信号も収録する場合

  • INPUT - ギターやベースをシールドで接続
  • THRU - アンプの入力に接続
  • OUTPUT - オーディオIFやミキサーと接続

レコーディングスタジオなどでアンプにマイクを立てて生音を録りながら、保険としてDry信号(DIを通しただけの生音)もレコーディングする設定です。
Dry信号も同時にレコーディングしておくことで、あとからアンプにDry信号を送り、別のセッティングで音作りをし直すことができます。

PC内のアンプシミュレーターのみを使用する場合

  • INPUT - ギターやベースをシールドで接続
  • THRU - 未接続
  • OUTPUT - オーディオIFやミキサーと接続

AmplitudeやBiasなどのソフトウェアアンプシミュレーターを使用する場合の設定です。
接続は至ってシンプルです。

PC内のアンプシミュレーターと実機のワウペダルやオーバードライブを併用する場合

  • INPUT - ギターやベースをシールドで接続
  • THRU - エフェクターを接続し、最後につないだエフェクターとオーディオIFを接続
  • OUTPUT - オーディオIFやミキサーと接続

ワウペダルやオーバードライブなどは実物を使い、その音をオーディオIFに入力してPC内のアンプシミュレーターを使用する場合の接続例です。
この場合、RNDIのTHRUから出力され、エフェクターに入る信号はDIで変換されていないため、使用するエフェクターによってはオーディオIFにHi-Z対応のインプットが備わっている必要があります。
(なるべくオーディオIF側もHi-Zに対応したものを使用することをおすすめします。)

OUTPUTからのDry信号はアンプをマイク収録する場合と同様に、保険として使用します。

Kemperなどのハードウェアアンプシミュレーターを使いつつ、Dry信号も収録する場合

  • INPUT - ギターやベースをシールドで接続
  • THRU - KemperやAXなどのハードウェアシミュレーターに接続
  • OUTPUT - オーディオIFやミキサーと接続

KemperやAXなどハードウェアのアンププロファイラー、シミュレーターを使用する場合の設定です。
KemperにはDry信号をアウトプットする機能がありますが、Kemperとギターとの間にエフェクターを入れた場合に設定がややこしくなります。

ですが、次のように接続すれば簡単にギターからの信号を分けることができます。

RNDIのTHRUとKemperとの間にエフェクターを接続することで、

  • Kemperからの信号はあくまでエフェクターとKemperの中のアンプを通った後の音だけを録音
  • RNDIのOUTPUTはギターのDry信号だけを録音

このように分けることができます。
考え方としては「マイクを立てる必要がないアンプ」でレコーディングをしているイメージです。
僕は主にこの使い方が多いです。

RNDIのまとめ

RNDIのスペックや音質、接続例を紹介しました。
もう一度まとめると

  • 安心のRupert Neve Designs製
  • 重すぎず、軽すぎず、ちょうど良い大きさと重さ
  • 作りが非常に堅牢
  • 音質はピュアで原音に忠実
  • 様々な接続方法に対応可能

こういった特徴を持った製品です。
市場にあるDIの中でもハイエンドクラスの製品ですので、スタジオでのレコーディングから、自宅での使用まで安心して運用することができます。

また、ソフトウェアのアンプシミュレーターと実機のペダルを組み合わせたレコーディングや、Kemperなどのプロファイリングアンプを使用する場合でも、元のDry信号を同時にレコーディングするための信号分配器としても使用可能です。

音の入口はレコーディングにおいて非常に重要な部分だからこそ、一切妥協のないRNDIを導入したいと考えていましたが、導入して大正解でした。
音痩せ等を一切気にすることなく、演奏、レコーディングに集中することができます。
ギタリスト、ベーシストには非常におすすめできます。

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