3歳から18歳までピアノを習うといくら掛かるの?

子供ができたらピアノを習わせたい。そう考える方も多いと思います。
でも心配になるのは「お金」です。

ピアノを習い始めた多くの人は3歳ごろからレッスンに行っています。
そして大学受験の忙しさとともに18歳前後でレッスンに行くのをやめています。
(もちろんもっと早くやめる人もいます。)

3歳から18歳までピアノを習ったとしたらいくら掛かるか見てみましょう。

レッスンの条件

単純にレッスンといっても様々な条件があります。
計算をするにあたって想定するレッスン形態をまとめます。

  • グループではなく個人レッスン
  • ピアノ教室は楽器店ではなく個人運営
    (ただし、音大教授などの有名講師ではない。)
  • レッスン回数は月に3~4回
  • 発表会は年に1回
  • レッスンに使用する教材は実費負担
  • 習うのはクラシックピアノ
  • 発表会の衣装代、自宅のピアノ調律台などは含めません。
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3歳から6歳 幼稚園児

この年齢は幼児コースなどが用意されています。
ピアノだけでなく音楽の基礎知識もレッスンに含まれます。
使用する教材は幼児向けの教本にバイエルハノンが加わることが多いです。

レッスン費用

月7,000円
× 12ヶ月
× 4年間
= 336,000円

発表会参加費

10,000 × 4年
= 40,000円

教材費用

教則本、レパートリー曲集を年1冊ずつ購入すると仮定
4,000円 × 4年
= 16,000円

合計

336,000(レッスン)
+ 40,000(発表会)
+ 16,000(教材)
= 392,000円

7歳から12歳 小学生

小学生になり一回ごとのレッスン濃度が濃くなります。
この時期になると演奏テクニックをさらに磨くためより多くの曲にチャレンジすることになります。
使用する教材には以下のようなものがあります。

  • ハノン
  • ツェルニー 100番
  • ツェルニー 30番
  • バッハ インヴェンションとシンフォニア

レッスン費用

月10,000円
× 12ヶ月
× 6年間
= 720,000円

発表会参加費

10,000 × 6年
= 60,000円

教材費用

毎年3冊の曲集を毎年購入すると仮定
5,000円 × 6年
= 30,000円

合計

720,000(レッスン)
+ 60,000(発表会)
+ 30,000(教材)
= 810,000円

13歳から15歳 中学生

中学生になるとテクニックだけではなく音楽的表現について考える機会が多くなります。
様々な時代の作曲家作品に触れることで、テクニックだけではなく表現力の幅を広げます。
使用する教材には以下のようなものがあります。

  • ハノン
  • ツェルニー 40番
  • ソナチネアルバム
  • ベートーベン ソナタ
  • バッハ インヴェンションとシンフォニア

レッスン費用

月12,000円
× 12ヶ月
× 3年間
= 432,000円

発表会参加費

10,000 × 3年
= 30,000円

教材費用

毎年3冊の曲集を購入すると仮定
5,000円 × 3年
= 15,000円

合計

432,000(レッスン)
+ 30,000(発表会)
+ 15,000(教材)
= 477,000円

16歳から18歳 高校生

使用する教材には以下のようなものがあります。

  • モシュコフスキー 20の小練習曲
  • ツェルニー 50番
  • ベートーベン ソナタ
  • モーツァルト ソナタ
  • シューマン 幻想小曲集
  • バッハ 平均律クラヴィーア曲集

レッスン費用

月13,000円
× 12ヶ月
× 3年間
= 468,000円

発表会参加費

10,000 × 3年
= 30,000円

教材費用

毎年3冊の曲集を購入すると仮定
5,000円 × 3年
= 15,000円

合計

468,000(レッスン)
+ 30,000(発表会)
+ 15,000(教材)
= 513,000円

3歳から18歳までピアノを習った場合の合計は?

それぞれの年代でいくらかかったかまとめてみると以下の様になります。

  • 幼稚園児 392,000円
  • 小学生 810,000円
  • 中学生 477,000円
  • 高校生 513,000円

合計すると・・・
2,192,000円です!

まとめ

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この金額を高いと見るか安いと見るかは人それぞれです。
ですが、僕は安いと感じます!

大人になってからでも十分ピアノが上手く弾けるようになります。
それでも、子供のころから習っていれば音感を身に着けやすいですし、なにより芸大や音大を目指すとなったときには大きな武器になります。

音楽の道を志さなかった場合でもピアノは一生楽しめる趣味になります。
また、ピアノが弾けることに加えて、集中力、本番での強さも身につけることができます。
短期的に見れば毎月出費がかさんで高く思えるかもしれませんが、これらの多くの恩恵を一生にわたって享受できるのであれあば安いのではないでしょうか?

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