エフェクター電源の決定版! Free The Tone PT-1Dをレビュー

ギター、ベースのエフェクターを動かすために必要なもの、それは「電源」
エフェクターのを生かすも殺すも電源にかかっているといっても過言ではありません。
しっかりとしたノイズ処理、安定した電源供給、強度の高い作り、どれも電源に欠かすことのできない大事な要素です。

そこで今回は非常にクオリティの高い製品ラインナップでプロからの信頼もあついFree The Tone社のPT-1Dを購入したので早速使っていきたいと思います。

PT-1Dの付属品


まずは外観から。
シンプルながら品のある箱に付属品が収められています。

  • 保証書
  • 説明書
  • DCケーブル 30cm L/L×4, 50cm L/L×4
  • 専用パワーサプライ用ACアダプター(FA-1220D-PT)
  • 電源ケーブル(2m)
  • ゴム足

これらが付属します。
DCケーブルが2種類の長さで用意されているのは嬉しいですね。

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スペック

PT-1DにはAC100V出力が上部に4つ、写真には写っていませんが右側の側面に1つ合計4つあります。
これらは出力の大きなエフェクターを接続するために使用します。

一般的なエフェクターを接続するDC9Vには出力の大きな300mAまで対応したものが2つ
より普及一般的な100mAまでに対応したDC9Vローノイズ出力が6つあります。
また、各出力にはショートプロテクション回路を装備している点も安心です。

これだけの出力がありながらも、約340gとかなり軽いのでエフェクターボードに載せる場合にも負担になりません。

AC電源のつなぎ方がポイント

PT-1D、筐体の作りの良さもさることながら各所に細かな気遣いを感じられます。
最も嬉しかったのはAC電源を接続する部分です。

ここにAC電源を挿して使うのですが、挿した際の角度に注目です。

こうなります。
おわかりいただけたでしょうか?
そう、プラグ部分がL字になっているのでエフェクターボードの端に設置した場合に邪魔になりづらいんです!

DC電源部分を使うにはPT-1Dの上部に電源をつなぐのですが、付属のACアダプターのケーブルも絶妙な長さで邪魔になりません。

エフェクターボード意外にも、小さめに作ったエフェクター設置用のサイドシェルフにも程よく収まります。PCデスクの横においても邪魔にならない大きさです。

電源供給の質が非常に高い

あまり質の良くない電源を使用しているとエフェクターにノイズが混入したり、音にハリが出ないなど様々な問題が発生します。
PT-1Dに関してはそういったストレスとなることは一切なく、ノイズも非常に少ない極めて完成度の高い電源だと感じました。

大前提として電源でエフェクター自体の音が劇的に良くなることはありません。
もしあるとしたらそれはエフェクター、もしくは電源側の故障か製品設計自体に問題があります。

Free The ToneのPT-1Dはあくまでも、本来エフェクターが持っているポテンシャルを最大限に引き出すために動作するスタジオクオリティのハイエンドな素晴らしい製品であると感じました。また、そこがプロの大きく支持されるポイントであると言えます。

値段は¥24,000前後と正直、少々高いです。
ですが、エフェクターも含めシステム全体を安定して動作させるためには絶対に惜しまないほうが良いものでもあります。
よい電源を使っていれば、そうそうに故障することもありません。ライブやレコーディング中に壊れたらどうしよう…といった心配も減るので精神安定上もおすすめです。

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