2001年宇宙の旅

1968年に公開されたスタンリー・キューブリックの傑作、「2001年宇宙の旅」という映画をご存知でしょうか。
50年近い時間が経った今でも色褪せない映像は彼の才能の凄まじさを思い知らされます。

この映画の特徴としてよく挙げられるものとして、BGMとしてクラシックを多用しているところがあります。
馴染み深いクラシックから、先進的な現代音楽まで。
2001年宇宙の旅以前と以後でSF映画の音楽の使い方が変わったとまで言われています。
新世紀エヴァンゲリオンでクラシックが多く使われるのは2001年宇宙の旅の影響だとか。

さて、この記事では、歴史を変えたこの映画に登場した名曲を紹介したいと思います。

シュトラウス「美しき青きドナウ」

綺麗な曲ですが、初演では人気がなかったそうです。
なぜかというと、実はこの曲男声合唱曲で、オーストリアがプロイセンに敗戦後国民を勇気付けるために作られたという経緯があり、最初の歌詞が割と適当な感じで、
ウイーン子よ、陽気にやろうぜ くよくよ嘆くは、愚の骨頂 ふところ具合が悪くとも 舞踏会で 踊らにゃソンソン!
と下品な感じだったそうです。(あそこらへんの人たちには真面目な印象がありますが、カルミナブラーナといい、割とこういう適当な歌詞書きますよね)
あまりの人気のなさに、3ヶ月後のパリ万国博覧会で合唱部分を削除。現在の有名なオーケストラのみという形になりました。いい判断だ。

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リヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」

ダァーン……、ダァーン……、ダァーン……
ダ!ダアアアアアァァァーン!!!!

おそらくこの曲と2001年宇宙の旅をセットで考えてらっしゃる方も多いと思います。
この冒頭部分、「Sonnenaufgang」(日の出)とも言うそうです。ぴったりですね。

演奏が下手だと象の鳴き声みたいになります。パオーン

ジェルジ・リゲティ「アトモスフェール」

当時はクラシック作曲家の間でこういう曲が流行りだったんです。

ジェルジ・リゲティ「レクイエム」

当時の作曲の最先端であったトーン・クラスターという技法を多用した曲です。
隣り合った音どうしをいくつも重ねることで音の塊を作って独特の圧力を演出しています。

デイジー・ベル

IBM社によって、世界で初めてコンピューター演奏された曲がこのデイジー・ベルです。
iPhoneのSiriでも「歌って」とリクエストすると歌ってくれるとか。お試しあれ。

おわりに

いかがだったでしょうか。
不気味だったり下品だったり聞き馴染みがなかったりするかもしれませんが、どれも名曲であることに変わりはないです。
ぜひここから現代音楽などへの理解を広げてみてはどうでしょうか。

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