ギター おすすめの弦とゲージ!初心者、上級者どちらでもOK!

たくさんのメーカーから数え切れないほどの種類が発売されているギターの弦。
プレイスタイルや求める音がはっきりと決まっている人は迷うことなく選択できるでしょう。

しかし、はじめたばかりの人、イマイチ今使っている弦がしっくりこない人には何を選んでいいかわからない、選んでみてもやっぱり駄目だったなんて沼にハマることはよくあります。

この記事では僕がおすすめする弦とゲージを紹介します。

ELIXIR(エリクサー) NANOWEB ナノウェブ

画像引用元 - Elixir STRINGS

普通過ぎて拍子抜けしたでしょうか?
もはや説明するまでもない程に有名なエリクサーの弦です。

エリクサーの弦は普通の弦とは違い、弦自体に薄いコーティングが施してあるため錆びにくく、滑らかな運指ができる弦です。

エリクサーの弦にはNANOWEBの他にPOLYWEB(ポリーウェブ)、OPTIWEB(オプティウェブ)があります。
ナノウェブはエリクサー弦のラインナップの中で一番『普通』なコーティング具合の弦です。
コーティング弦の質感が苦手という方はOPTIWEBの方がおすすめですが、ほとんどの方がNANOWEBで問題なく演奏できるはずです。

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どれくらい錆びづらく高寿命か

次のような条件で使用しています。

  • 毎日30分~レコーディングがあれば3、4時間演奏する
  • 人よりも手汗が出るわけでも、出ないわけでもなく一般的な発汗量
  • 演奏後は弦を楽器用クロスで拭き取る
  • フィンガーイーズなどの指板潤滑剤は使用していない

この条件で使用し、「そろそろ音のハリ具合的にもコーティングの劣化具合的にも厳しいかな」と感じるのは2、3ヶ月です。
今まで使っていたノンコーティングな一般的な弦の場合はおおよそ1ヶ月が限界だったため約2倍近い寿命です。

エリクサー弦は通常の弦と比べ約2倍近い価格なので寿命体価格で考えると妥当と言えますが、弦交換の手間が減るのは嬉しいです。
また、エリクサー弦の場合、弦の寿命間近になっても体感的にそこまで音が劣化した感じがしないのもポイントが高いです。

長時間弾いても指が痛くなりづらい

エリクサー弦は長寿命なことがウリですが、どちらかというと長時間弾いても指が痛くなりづらいことにメリットを感じて使用しています。
いくら脱力していても、何年楽器を弾いてもかなりの長時間演奏していると指が痛くなることは普通にあります。
(ソフトタッチ、チョーキングを使用しないプレイスタイルではあまり痛くならないかもしれません)

演奏したくても指が痛ければ演奏できなくなりますし、そもそも痛い指を気遣って自然と本来の力を出しきれません。
コーティング弦の場合でも絶対指が痛くならない訳ではないですが、痛くなるまでの時間が通常の弦よりも引き伸ばされているイメージです。

特に楽器をはじめたばかりの方は「なんて指が痛くなる楽器なんだ」なんて思ったのではないでしょうか?
ギターを買って最初に張ってある弦はおそらく通常のコーティングされていない弦のはずです。
コーティング弦に張り替えてみると、かなり指が滑らかに滑り痛さも軽減されるはずです。

コーティング弦は音が悪い?

今となってはあまり聞きませんが、コーティング弦は音が悪いと言われることがあります。
何を持って悪いとするかによりますが、少なくともコーティング弦を張ったギターを使ってレコーディングをしていて、音が悪いと言われたことはありません。

事実として、コーティング弦は通常弦よりもほんの少しだけ丸い、甘い音になる傾向があります。
といっても弾き方やアンプの設定でどうとでもなるレベルの変化なのであまり気にしなくても良いと思います。

おすすめのゲージは Custom Light(09 - 46)

弦のゲージは一般的に細い方がテンション(張力)がゆるく弾きやすいと言われています。
メーカー出荷時にはられているゲージはSuper Ligh(.009 - .042)もしくはLigh(.010 - .046)が張られていることが多いでしょう。
※カッコ内の.009や.010は1弦の太さ、.042や.046は6弦の太さです。数字が大きくなるほど太い弦です。

しかし僕がおすすめするのはCustom Light(.009 - .046)です。

それぞれのエリクサーのゲージを弦ごとに太さを比べてみましょう。

Super Light Custom Light Light
1弦 .009 .009 .010
2弦 .011 .011 .013
3弦 .016 .016 .017
4弦 .024 .026 .026
5弦 .032 .036 .036
6弦 .042 .046 .046

比べてみると1~3弦がSuper Light、4~6弦がLightの太さになっているのがCustom Lightだとわかります。

Custom Lightがおすすめな理由

1~3弦が細いことで、高音域でメロディーを演奏する場合に弦が細い(柔らかい)分、楽にチョーキングやヴィブラートを掛けれます。また、速弾きが必要な場合にも押弦に必要な力が少なくて済むので演奏もしやすくなります。

4~6弦はコードのルートもしくは最低音を担当することが多いため、太さがある分、しっかりとコシのある太い音を出しやすくなります。
6弦が.046の太さなのでDropチューニングでもD程度であればかなり安定したチューニング精度で演奏できます。
1つの楽器が様々な役割を担うギターという楽器の特性上、Custom Lightはとても理にかなっていると言えるためおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
たかが弦と言えど色々試すには種類が多すぎるし、手間も掛かる…
僕もギターを始めたばかりのころは迷いに迷っていましたが、今はエリクサーのNANOWEB Custom Lightに落ち着いていて、所持しているほぼすべてのエレキギターはこの弦を張っています。
無数にある弦の中からお気に入りの1つを探すのに困っている方の参考になれば嬉しいです。

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