どんな楽器にも共通する、練習する上でやってはいけないことがあります。
誰かが決めたわけでもルールが決まっているわけでもありません。
しかし演奏が上手い人にどう練習したか聞いてみると、ある程度共通することがありました。

ちなみに僕が芸大生だったころも教授に同じようなことを言われました。
当たり前のことかもしれませんが、うまくならなくてはと焦っていると意外と忘れてしまうポイントです。

1. 練習し過ぎ

woodbase_lite
たまに「うまくなりたいなら一日10時間は練習しなさい!」とか、「昨日は起きてから寝るまでずっと練習してた!」と聞きます。
これ、絶対やっちゃだめです。早い段階で体に限界がきます。
それでも我慢して練習するのがカッコイイなんて自分に酔わないでください。
腱鞘炎や、その他身体の不調により練習ができなくなるので結果的に練習時間を大幅に失います。
何事もやり過ぎはよく無いということです。

上手い人ほど演奏に使う自分の身体を気遣い絶対に無理はしません。
「1日練習7時間、週に1日だけ」よりも「毎日練習1時間」の方が圧倒的に効率的です!

スポンサードリンク

2. いきなりテンポを上げる

metronome_lite

例えばめちゃくちゃ早い曲があったとします。それをどう練習すれば確実にものにできるでしょうか。
よくある失敗に、ある程度暗譜できたらいきなり原曲テンポで演奏をはじめてしまうことが挙げられます。
ゆっくりのテンポで演奏する技術と早く演奏する技術は別物に見えますが、実は本質的な部分は一緒です。
表現力の話を抜きにするのではれば、どちらも正確に音を出すことに変わりは一切ありません。

可能な限りゆっくりからはじめて、だんだんと目標のテンポに近づけていくことを強くおすすめします。
テンポは4刻みに上げていくといいでしょう。
もしもアナログのメトロノームを持っているのであればメトロノームの刻みにそってテンポを上げていくと音楽的なテンポも身につきます。

3. 同じ曲ばかり練習する

score_lite

うまくなりたい曲があったとして、その曲を弾けるようになるまでは次の曲に挑戦しないタイプの人がいます。
集中という意味ではものすごく良いことです。ですが、実は長期間に渡って1曲を練習し続けるよりも、メインとなる1曲+アルファにしたほうが長期的に見ると演奏技術が向上します。

曲によって求められる演奏技術は様々です。レガートを大切にする曲や、歯切れ良さを重視する曲、曲の時代や作曲者によって本当に多種多様な演奏法があります。
演奏できるようになるのであれば、なるべく色々なスタイルで演奏出来たほうが楽しいです。

結果的に色々な曲を掛け持ちで練習していたほうが、新しい曲に挑戦するときに有利になりやすいです。

4. 自分以外の演奏を聞かない

child_lite

他の人の演奏を聞かずに練習してばかりいると、どうしても表現の幅が狭くなりがちです。
同じ曲を演奏したとしても人によって表現の仕方が違います。

また、上手いと思う人の演奏をじっくり聞いてみると、なぜ上手いと感じるのか何となくわかると思います。
逆に下手だと思う人の演奏は一発で下手だとわかりますが、なぜ下手だと思うのか考えると自分への忠告になります。

音楽的な感性を磨くためにも日々たくさんの演奏を聞いてください。
音楽のジャンルも分け隔てなく聞いたほうが良いと考えています。
楽器の上手い下手にジャンルは関係ありません。
たくさんの演奏を聞いて自分の引き出しを増やしたもん勝ちです。

5. まとめ

woman_observ_lite

すべての項目に共通して言えることは「「客観性」です。
練習したことでどれくらい上手くなったかを知ることこそが重要なのです。
どれくらいうまくなったかを知るための尺度として、メトロノームを使い、上手いかどうかを判断するための感性を身につけるために他の人の演奏を聞きます。

残念ながら楽器がある日いきなり上手くなることはありません。
自分の演奏がいまどういう状況なのかを知り、無駄な練習を省くことこそが上手くなることへの近道です。
そのためにも無理をせず楽しみながら毎日ちょっとずつ練習しましょう!

この記事を書いた人

Ciela

音楽プロダクション「Aleile」代表のCiela(シエラ)です。
ポップス、CM、映像メディアのMA、環境音楽などの作曲家をしております。
シネマティックからポップなサウンドまでメディアを問わず制作を行っております。

follow us in feedly

Popular 人気エントリー