大人になってからでもピアノは弾けるようになるのか?

音楽が好きだけれど楽器は演奏しない知り合いに、たまにこんなこと言われます。

「ピアノが弾けたらかっこいい、けど大人になってからじゃ難しいんでしょ?」
「右手と左手を別々に動かすなんて無理!」

僕はいつもこう答えます。

「じゃあ、車の運転はいつから習いましたか?大人になってから習って運転できるようになりましたよね?」
(免許持ってないと言われたら、他の似たようなことを言います。)

ピアノも運転と同じで、慣れです。
練習すれば誰でも右手と左手を別々に動かせるようになります。

そんなこと弾けるようになった人が言っても説得力が無いと感じるかもしれません。
しかし、僕のジャズピアノの恩師は大人になってからピアノをはじめて、今ではプロとして活動されています。

それでは具体的にどういったステップでピアノが弾けるようになるのでしょうか?

1. ピアノを買う

shoes

来ました!
一番ハードル高いやつ!

でも安心してください、趣味ではじめるのであれば何もグランドピアノを買う必要はありません。
電子ピアノで十分です。
むしろ、普通、家に防音室は無いので電子ピアノのほうが24時間いつでも練習できるのでおすすめです。

電子ピアノの家電量販店や楽器店で販売されているものであれば、安心して使うことが出来ます。
高価なもののほうがすごい機能がついていたり、本物のピアノらしい振る舞いをするものがあります。
ですが、最近のものは比較的安価なものでもしっかりとした作りなので問題なく演奏できます。

お金に余裕がある人はグランドピアノを買って防音室を作ってください。
きっとそのほうがやる気がでます。

スポンサードリンク

2. 簡単な曲を弾きながら楽譜を読めるようにする

music_sheet

「※きらきら星」でも「かえるのうた」でもなんでも良いので自分が知っている曲でなるべくシンプルな曲を選んで、楽譜を見ながらゆっくり弾いてみてください。

間違ってもあてずっぽで思い出しながら弾くのはやめてください。
そのくせをつけるといつまでたっても楽譜が読めるようにならず、聞いたことのない曲が弾けなくなる場合があります。

楽譜の読み方はネットで調べれば大抵なんでも出てきます。
なので分からないことがあれば都度調べ、弾き進めていきましょう。
シンプルな曲であれば、そこまで複雑な記号も出てこないはずなので迷うことは無いはずです。
また、知っている曲であれば楽譜の読み方を間違えた際に違和感があるはずなので気づけます。

※きらきら星変奏曲ではありません。
モーツァルトの変奏曲はピアノをはじめたばかりの方には凶悪な難易度です。

3. ちょっと難しいと感じる曲にチャレンジする

metronome

簡単な曲で楽譜の読み方が何となくわかったら、ちょっと難しいと感じる曲にチャレンジしましょう。
ちょっとだけです。めちゃくちゃ難しい曲にチャレンジしたら無意味な挫折をしかねないのでやらないでください。

ちょっとだけ難しいと感じる曲にチャレンジするメリットはいくつかあります。
逆に言えば、これらのメリットを感じない選曲や練習をしている場合はあまりメリットはありません。

何が弾けないのか理解できる

「何が弾けないか分からない状態」から、「何が弾けないか分かる状態」に変わります。
これ、かなり重要です。

何が弾けないか分かるようになったら、それを克服するための練習をするだけです。
そこそこの根気は入りますが、はじめのうちは弾けなかったものがどんどん弾けるようになります。
同時にそれがすごく楽しいと感じるのではないでしょうか。

弾けたときにわかりやすい達成感がある

難しいと感じていたものを自分が弾けるようになったことで達成感が生まれます。
その過程で、どうやって弾けるようになったのかが分かります。

4. 誰かに聴いてもらう

listner

趣味で黙々と練習するのもいいですが、せっかくなら誰かに聴いてもらいましょう。
そうすることで感想をもらえます。

「よかった」といってもらえれば頑張った自分へのご褒美になりますし、
「イマイチだった」といわれれば、現状を把握することができます。
それを踏まえて何が良くなかったか考え(もしくは聞いて)もう一度練習しましょう。

難しいとは思いますが、否定的なコメントをもらってもへこまないでください。
プロであったも否定的なコメントをもらうことだってあります。

ちなみに誰かに習いに行くと、常に真剣に聴いてもらえ、演奏についての感想と改善点をわかりやすく教えてもらえます。
そういった意味でも一人で黙々とやるよりも効率よくステップップしていくことができます。

5. まとめ

hands-music-musician-piano

「4. 誰かに聴いてもらう」までできたら、もう一度「3. ちょっと難しいと感じる曲にチャレンジする」に戻ります。
初心者であれ、上級者であれ、プロであれ、基本的に3、4の繰り返しだと考えています。

すごくシンプルですが、これを何回も何回も繰り返していくことでピアノが体の一部のようになっていきます。
そこまで来たら、どう演奏するか、何を表現したいのか考えるようになるはずです。

大事なのはいつからはじめるかでも、一日何時間練習するかでもありません。
「どうしてその練習を行うのか常に説明ができること」です。

でもたまには何も考えずにピアノの前にぼーっと座って好きな曲を弾いてください。
好きなときに好きな曲を自分で演奏できるのはすごく楽しいです。

以上、大人になってからでもピアノは弾ける!のお話でした。

この記事を書いた人

Ciela

音楽プロダクション「Aleile」のCiela(シエラ)です。
ポップス、CM、映像メディアのMA、環境音楽などの作曲家をしております。
シネマティックからポップなサウンドまでメディアを問わず制作を行っております。

follow us in feedly

Popular 人気エントリー