
今、ブロードウェイの中でも勢いのあるミュージカル「Wicked」の名曲 「Defying Gravity」。ウィキッドとはどんなお話なのでしょうか?そして、この曲はいったいどいういったシーンで流れるのでしょうか?
引用元 - Broadway.org
Wicked(ウィキッド)とは?
皆さんはWickedというミュージカルを知っていますか?
2003年10月30日にニューヨークのガーシュイン劇場で初演を迎えました。
その後、トニー賞3部門、ドラマ・デスク・アワード6部門、更にはグラミー賞まで受賞しているミュージカルなのです。
このミュージカルは、「オズの魔法使い」の裏話として書かれ、ミュージカルでは珍しい女性の友情物語です。主人公は緑の肌を持つ、エルファバ。
彼女は後に、「ウィキッド=悪い魔女」として街中から悪者扱いされてしまうのです。そして、もう一人はグリンダ。後に、良い魔女としてオズの国で政権を握ることになります。
物語はこの2人が魔法を学ぶ、シズ大学での出会いから始まります。
はじめは中の悪かった2人にも、友情が芽生え、2人でオズの魔法使いに会いに行くことになりました。そこで2人は悪の根源がオズの魔法使いにあることを知り、別々の道を歩むことになるのです。そのときに歌われる歌こそが「Defying Gravity」です。
引用元-www.shiki.jp
Wickedの中の「Defying Gravity」
この曲はWickedの中でも有名な曲の一つで、2004年6月のトニー賞の受賞式でもこの「Defying Gravity」が歌われました。
オズの魔法使いの悪を知ったエルファバが悪との戦いを決意するこの曲は、最後に魔法のホウキに乗って高く舞い上がる演出がとても印象的なシーンです。
この曲は1幕の最後に歌われるということもあり、壮大な演出、そして壮大な曲を歌い上げるキャスト。十分な余韻を残して、後半へ繋いでくれます。
Wickedオリジナル・ブロードウェイキャスト
実は、「Defying Gravity」を歌うエルファバの役は、あの「アナと雪の女王」でも話題となった、イディナ・メンゼルがブロードウェイ初演キャストとして演じています。
彼女は、1996年『レント』のモーリーン役でブロードウェイ・デビュー。トニー賞の候補になるなど高い評価を受け、一躍有名となりました。
その後、エルファバを演じたWickedでは、トニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞しています。
引用元-Time Out
終わりに
ミュージカルでは珍しい、女の友情を描いたこの作品。大人から子供まで誰しもが楽しめるヒット作となっております。
ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?