DTMをはじめたての頃は選択肢がありすぎるため、何を使えばいいのか分からないことが多いのではないでしょうか?
僕もDTMをはじめたてのころは何を使っていいのか分からず、迷いに迷ってリスニング用のヘッドフォンを使用していました。

現在はDTMを始めて10年以上たち、「自分ならこう選ぶ」といった指針が固まりました。
この記事がへッドフォン選びの参考になれば幸いです。

1. どういったヘッドフォンがDTMに向いているか?

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そもそもDTMでヘッドフォンを使用する目的は「音を確認するため」です。
音を確認したり、調整する作業に向いているヘッドフォンを「モニタリング用」と言います。
モニタリングヘッドフォンは音の粒を細かく、そしてなるべくすべての帯域を平均的に再生する特徴があります。
(リスニング用と言われるヘッドフォンが音を楽しむために音が調整されている点と大きく違いますね。)

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2. モニタリングヘッドフォンを使うメリット

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簡潔で非常にわかりやすいメリットがあります。
それは、音の粗がわかりやすいからです。

もう少し詳しく説明すると以下のようになります。

  • 平均的に音が出力されるため、再生されている音の特徴がわかりやすい
  • 音の粒が細かいため(解像度が高い)、音を聞き分けやすい
  • 音の立ち上がりが鋭いため、楽器ごとのタイミング調整がしやすい

3. モニタリングヘッドフォンを使うデメリット

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そんなにメリットがあるなら、みんな音楽をただ楽しむだけのときもモニタリングヘッドフォンを使えばいいじゃん!
そう思うかもしれませんが(僕は最初そう思っていました)、実際に使用して見えてくるデメリットがあります。

耳が疲れる

ジャンルにもよりますが長時間解像度が高く、鋭い音を聞き続けるわけなので、当然耳が疲れます。
長期間モニタリングヘッドフォンを使用しているとある程度慣れてきますが、それでもやっぱり疲れます。
重いとか圧迫感がとかそういうのではなく、鼓膜が疲れる感じです。

味気ない

これは個人差がありますが、平均的に出力することを目的としているため機種やメーカーごとの「味付け」が削ぎ落とされている場合が多いです。
もちろん、モニタリングヘッドフォンとしての味付けはメーカーごとに存在しますが、音を楽しむための味付けはあまり存在しません。

具体的には、低音が控えめだったり、音粒のつながりがなかったりなど色々あります。
ただ、モニタリング用としてはそれでいいのです。
味付けされた音を調整するのはかなり慣れがいるからです。

4. おすすめの機種は?

それでは実際に使用してみた感想を交えておすすめの機種を2つ紹介していきます。

SONY MDR-Z1000

MDR-Z1000

一番おすすめしたいのがこのヘッドフォンです。
買ってから4年以上も現役で使用している仕事をする上でのマストアイテムとなっています。

まず、発売開始された際にスペック表を見て驚きました。

再生周波数帯域が5-80,000 Hz

再生できないものは無いんじゃないかって思いました。
本当にそんなに再生できるのかと疑いつつ、とりあえず試聴してみようとSONYストアへ行きました。
なんの迷いもなく買って帰りました。

どこがそんなに良いのかというと、

  • 低域から高域まで余裕を持って再生できる
  • 音が近すぎない(密閉型のモニタリング用としては珍しい)
  • ケーブルが着脱式
  • 耳に当たるクッション部分が気持ちいい
  • 頑丈。とにかく頑丈

僕がこの中で一番気に入っているポイントは音が近すぎないことです。
モニタリング用となるとかなり音が近いものが多く、デメリットに書いた「耳が疲れる」の原因の一つとなります。

ところが、このMDR-Z1000はちょうど良い距離感なんです。
近すぎず、遠すぎず、調整のし易い音で長時間使用してもあまり疲れません。
(長年使っているからではなく、最初から疲れづらい印象でした)

付属ケーブルが着脱式なのも重要です。
無いことを祈って作業していても、脱線してしまった際にすぐに別のものに取り替えて作業を再開できます。
ゼロダウンタイムってやつです。
明日までに納品しないといけないのにケーブル壊れた!となっても安心です。

ソニー MDR-Z1000 商品紹介ページ

YAMAHA HPH-MT220

YAMAHA HPH-MT220

2013年と比較的最近YAMAHAから発売されたモニタリングヘッドフォンです。
MDR-Z1000とは正反対な印象の音です。

特徴としては、

  • とにかく解像度が高い
  • 低位がわかりやすい
  • 低域の輪郭がつかみやすい
  • 耳に当たるクッション部分が気持ちいい
  • カールコード

MDR-Z1000もかなり低域をつかみやすいとは思いますが、それ以上に低域の輪郭がはっきりと見えます。
印象としてはかなり元気のあるシャキッとした音です。
いわゆるモニタリング用の音ってこういう感じだよねといった音がします。

結構重要なポイントは安いということです。
価格以上の出音が出るのでコスパが非常に高いといえます。

カールコードに関しては好みがはっきりと別れますが、比較的人気です。
ヘッドフォンをつけたまま動いたときに、引き戻される力が働くのでジャック損傷の防止にもなります。

ヤマハ HPH-MT220 商品紹介ページ

5. まとめ

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DTMに適したおすすめのヘッドフォンがどういったものかイメージしていただけたでしょうか?

ポイントをおさらいします。

  • DTMで使うヘッドフォンは音を確認するためのもの(モニタリング用)
  • モニタリングヘッドフォンは味付けが少なく、平均的に音が再生される
  • モニタリングヘッドフォンは長時間使うと耳が疲れやすい
  • 同じモニタリング用でも機種ごとの違いがある

ヘッドフォンの性能や出力を数字で表すことはできますが、その数字と実際に聞いた印象が必ず一致するとは限りません。
モニタリング用として購入したものをポンポン違う機種に買い換えることはあまり無いと思います。
なので、まずはなるべく実機で試聴してみてることをおすすめします。

自分にピッタリだと思うヘッドフォンを見つけて快適なDTMライフを!

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