音大に行ったからってみんな歌がうまいわけじゃない。カラオケの回避方法

中学、高校時代の友人にあったときや、飲み会の席で「大学どこいったの?」「なんの学科?」という質問はまあよくされます。
ほどよく打ち解けて話をしているとほぼ100%と言っていいほどこの質問がされます。

そこで毎回こんな流れになるわけです。

友人 「そういえばさー、○○って大学何系行ったの?」
僕 「音大だよ」
友人 「え、じゃあカラオケでなんか歌ってよ!うまいんでしょ!」
僕 「いや、専攻は歌じゃなくて作曲だから!」
友人 「でも音大言ってる人みんな歌うまそうじゃん!」
僕 「そんなことはないよ!」
友人 「えー、いいじゃん絶対うまいからうたってよ!」

その決めつけと自信はどこから来るんだ!!

音大生、元音大生に対してポジティブなイメージを持ってもらえるのは嬉しいことなのですが、みんながみんな歌がうまいわけじゃありません。
声楽もあれば、ピアノもヴァイオリンも作曲も色々あります。
理系大学にも、数学、情報、科学、生物・・・色々ありますよね?あれと一緒です。

歌上手いでしょ?と言われたときのやり過ごし方

どうしても歌いたくない、実はカラオケ嫌いなんです。人前で歌うの苦手なんです。という音大生もまあまあいます。
歌上手いでしょ?歌ってよと言われたときにはこんな風にやりすごしましょう。
逆に音大生に歌うたってよといって断られた方、これを見て「あ・・・歌いたくなかったんだね、ごめん・・・」と反省しましょう。

「クラシックの曲しかわからないんだよね」

一番音大生っぽく聞こえて、かつ言い訳っぽくもなく、育ちが良さそうなんて思われるフレーズです。
でも実際にクラシックしか聞かない音大生はよっぽどのクラシックファンでもない限りいません。
普通にワンオクとかジャスティン・ビーバーも聞きます。

「最近の曲あまり知らないんだよね」


クラシックの曲しかわからないんだよねに近いものがありますが、こっちのほうがほんの少しお高く止まっていない感じがして親しみやすいと思われるかもしれません。

まずは頑なに最近の曲しらないからを突き通しましょう。でもこれはなかなか歌ってよ回避が難しいかもしれません。
同じ世代の人たちとカラオケに行くと流行りの曲よりは当時流行っていた曲を歌ってよと言われることが多いからです。
何の曲だったら知ってる?と聞かれたら「当時は音楽に興味なかった」とでも言っておきましょう。
それっぽく聞こえてなんかいきなり音楽に目覚めたみたいでかっこいいかもしれません。

「今日、喉の調子わるいんだ」

普通すぎて嘘だと思われるかもしれません。
ただ、積極的に歌ってほしいアプローチをしてくる人もいます。しかもちょっと気を使って。
「ささやく系の歌い方のならいけるよね!」
そうまでして歌ってほしいですかとこちらは思いますが、ここで挙げられるアーティストは相対性理論(やくしまるえつこ)、さよならポーニーテールなどです。はい、どれもささやき系ではありますが、総じてかなり難しいです。
どうしても歌わされそうになったら、聞こえないくらいの声でささやいて歌いましょう。

「逆に○○の方がうまそうだよね!歌ってよ!」

どう逆なのかわからないですが、伝わるはずです。
うまいと思っている人にうまそうだよね?と言われたら嬉しくなること間違い無しです。
自分が歌わずして、相手に歌わせせるだけでなく、相手をいい気分にすることもできます。
歌ってもらうからにはちゃんと聞きましょう。そして感想をいいましょう。感想といっても音大で受ける講評のようなことを言っちゃだめですよ。

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そんなことないよと言いつつプライドはある

歌上手いでしょ?と言われたら「そんなことない」といいつつも音大に行ったというプライドもあります。
なので、カラオケに行くとなればカジュアルな雰囲気を出しつつも、内心かなり本気で歌って音取りをしていたりします。

音大自体の知り合いにはカラオケで表示される音程バー(音の高さが横棒になって表示されるグラフ)を見ながら、大体の音程感を想定しながら歌うなんて人もいました。

音感はある程度あります、多分

音大にいくと大体の人はもれなくソルフェージュという、簡単に言えば音あて、音だしゲーム(全然ゲームじゃないですが)のような授業があります。
これが結構音感を鍛えられるので、楽譜を見たりすれば結構きれいな音程感で歌うことができます。
楽譜がなくても頭の中で聞いた音をイメージして、相対的に音程を取っていくトレーニングでもあり、「相対音感」が鍛えられるます。

でも、ちょっとまってください。
音程があっていたからって歌がうまいといえますか・・・?
合唱のような歌い方でミスチル歌ってかっこいいですか?

音感があっても歌がうまいのとは別

アーティストがアーティストたる所以は音感があってピッチがいいとかそういうのを通り越して、その人独特の個性があったり、歌い方のニュアンスがかっこよかったり、そういう部分じゃないでしょうか?

音大の授業でクラシック的な音楽美学については勉強しますが、ポップスはこういう歌い方するとかっこいいとかそんなこと教えてくれません!

むしろカラオケ通いしてる人や、友達と遊びに行ってカラオケ行くリア充な方々のほうがよっぽどうまかったりします!

声楽の人たちは別格


さて、ここまでくると音大生はなんだ歌別にうまくないんだと思われそうなので、とっておきの秘密兵器の登場です。(秘密でもなんでもないけど)

そう、声楽専攻です。

彼ら、彼女らは日夜、朝から夜まで歌いまくって鍛え上げられた強靭な喉をもっています。
授業でちょろっと歌を歌う他の専攻とは訳が違います。
しかも、イタリア歌曲からドイツリート、はたまた日本歌曲まで各国の歌を研究しています。
そんな彼らですから、JPopや洋楽を聞いてどんな風に歌えばかっこいいのか聞きながら分析できちゃうんです。

昔、一緒にカラオケに行った声楽専攻の男友達はミスチルを歌ったと思ったら、ゲス極、ラッド、リンキンパークと「おいおい、お前の喉は交換式か」と言わんばかりにアーティストごとの特徴を掴んで声色を変えてものまねショーのごとく歌い上げていました。
もちろん、そんな芸当をされたあとで歌えるはずもなく、ポテトを注文してひたすら食べていることしかできなくなりました。

それでもカラオケには誘ってほしい

別にカラオケ自体が嫌いなんじゃないんです。
歌上手い前提で期待されて、あんまりうまくなかったときに気を使って「うまかったよ」と言われるのが申し訳ないんです。
なので、過度な期待はせず、普通にフラットな気持ちでカラオケに誘われる分にはウェルカムな人ばかりです。

音大生を特別扱いしすぎず、なんか音楽やってる人くらいな気持ちでさらっと誘ってみてください。そしたら意外とすんなりと来てくれます。

この記事を書いた人

Ciela

音楽プロダクション「Aleile」のCiela(シエラ)です。
ポップス、CM、映像メディアのMA、環境音楽などの作曲家をしております。
シネマティックからポップなサウンドまでメディアを問わず制作を行っております。

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