今話題の楽譜制作ソフト「StaffPad」ってどうなの?

Windows Surface Pro 4の発表のタイミングあたりからFacebookなどで動画シェア数が伸びているStaffPad。
一体これが何なのかというと、「ペンで書いた音符がどんどん浄書される楽譜ソフト」です。
だいぶざっくり言ってしまいましたが、こんな感じです。

一般的な楽譜制作ソフトがPCのキーボードやMIDIでの入力がメインとなっている点とくらべて明らかにアプローチが違うことがわかります。

ちなみに僕はStaffPadを使ったことがありません!
そもそもWindows Surfaceを持っていません!

そんな僕が公式サイトの説明と動画からStaffPadの使用シチュエーションをイメージして、現状の有名な楽譜制作ソフトと比較していきます。

きっと楽譜を楽しく書ける

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楽譜はもともと紙の五線譜にペンで書き込んでいくものです。
しかし、スピードと読みやすさを考えると、やはり手書きでは限界があります。

例えば紙の五線譜に記譜するときに間違えてしまったときに修正が結構面倒です。
さらに調を変えようと思ったときには相当しんどいです。

それでもなお、手書きで楽譜を書くのはなぜでしょうか?
一番の理由は「どこでも手早く、簡単にスケッチできるから」だと考えています。
紙とペンさえあればどこでも楽譜を作れちゃいます。
ピアノの前に座ってささっと簡単に仕上げることもできます。

StaffPadを一目見た時に感じた魅力は、極めてアナログライクな入力方法で浄書をできるところです。
この動画を見てみてください。

どうですか?ほとんど紙に書いているのと同じようにどんどん楽譜になっていきませんか?
これ、絶対に楽しいです!
しかも、Surfaceならどこにでも持って行けて、基本スリープにしておけばいいので「さっとだして、さっと書く!」アナログのメリットがそのまま残されます。さらに言えばペンのインクが切れることも、消しゴムで消す必要もないので紙とペンよりも楽なこと間違いなしです。

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Sibeliusとくらべてどうか?

sibelius

実は有名な楽譜制作ソフトのうちのひとつであるSibeliusもバージョン8から手書き入力がサポートされています。
Sibeliusは仕事で使う上では最高に便利で使いやすいと感じています。
それでも僕はSibeliusが7のままバージョンを上げていません。

だって、月々ライセンスではない買い切りパッケージ版は87,000円もするんです!
正直なところSibelius7以降のバージョンアップ内容にあまり魅力を感じていないのでバージョンアップする気が全然起きません。

それに比べてStaffPadはSibeliusほど機能満載でないにしろ7,000円で買えます!
めちゃくちゃ安いです。しかも、普通にオーケストラ譜面を作れるポテンシャルも持っているようです!
さくっと楽譜を手軽に書きたい人には間違いなくStaffPadが合っているはずです。

段数が多い楽譜制作にはきっと向かない

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Surfaceも解像度がそこそこ大きいですが、いかんせん画面サイズが小さいんです。
ピアノ譜くらいであればちょうどいいサイズかもしれませんが、オーケストラともなるとかなり大変なことが用意に想像できます。
作業時間の半分くらいは画面のスクロールになってしまうんじゃないかって思いました。

外部ディスプレイに表示して作業をしてしまっては、ウリであるアナログライクな入力の気持ちよさは損なわれてしまうはずです。 唯一の回避策として液晶タブレットという選択肢がありますが、PCをもう1台変えてしまうくらい高いので現実的ではないでしょう。

スピードが求められるガチな仕事には向かない

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もちろん、現状での話ですがSibeliusにしろFinaleにしろどちらもMIDIでの入力やレイアウト調整などをスピーディーに行える機能が標準仕様として盛り込まれています。 ショートカット、ライブラリ、プラグインなどを使い制作スピードを更に加速させて使用しています。

StaffPadにもジェスチャーショートカット機能など実際に便利そうな機能が多数ありますが、他の楽譜制作ソフトの同様機能よりも「気持ちよさ、楽しさ」を重視している印象があります。

ただ、いつもSibeliusを使っていて思うのは「常に求められるガチ感」です。
どうしてもそういうソフトなので仕方がないですが、たまには楽にラフなスタイルで楽譜を書きたいです。
StaffPadなら、「ラフなスタイルで書けるけど、アウトプットされるものはガチ」が実現できそうですごくワクワクします。

まとめ

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普段使っているSibeliusとStaffPadを比較して見えてきたことをまとめると、

  • StaffPadは楽譜を書くのが楽しくなりそう!
  • さくっと楽譜を書きたいときには重宝しそう!
  • 段数が多いガチな楽譜を書きたいときはFinaleかSibeliusで!
  • 楽譜制作ソフトもってない人はとりあえずStaffPadを買ってみては?(安い!)

Surfaceさえ持っていれば紹介動画を見た次の瞬間に買ってました。
そのくらい普段、音楽を作ったり楽譜を書いたりする自分が見ても魅力的に感じるソフトです。

でも、一番このソフトの恩恵を受けるのって音大生なんじゃないでしょうか?
五線譜忘れてもタブレットさえ持っていれば大丈夫、しかも提出するときは綺麗に浄書したものをプリントするだけ。
MIDI鍵盤がいつも置いてあるわけではない授業のメモにきっと便利です。
「(学校にいるときは)これさえあれば、何もいらない。」です。

この記事を書いた人

Ciela

音楽プロダクション「Aleile」のCiela(シエラ)です。
ポップス、CM、映像メディアのMA、環境音楽などの作曲家をしております。
シネマティックからポップなサウンドまでメディアを問わず制作を行っております。

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