なぜ音楽制作にMacを使うのか

よく「音楽やるならMac」、「デザインするならMac」といった言葉を聞きますがなぜでしょう。
最近ではどちらのOSを選択してもプロフェッショナルなソフトウェアが存在しています。
それに加えて、そういったソフトであればどちらのOSにも対応している場合が多いです。

それでもなお、僕はメインの作業はMacで行います。
信者とか、マカーとか言われそうなので予め断っておくと、僕は音楽制作の作業時にMacとWindowsを併用しています。
なのでWindowsがダメだとかそんなことは一切思っていませんし、どちらも最新バージョン含めて色々と試しています。

好みによる部分が大きいのでフォントが綺麗とか、見た目がかっこいいとかそういうことは言いません。
もっと実際の作業に近い内容でお話します。

1. Windowsよりもショートカットを多く割り当てられる

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MacではWindowsでいうところのCtrl、Alt(Option)に加えCommandキーが存在します。
音楽制作に使用するソフトウェア(以下、DAW)では大量の機能があります。
よく使う機能だけでも丁寧にショートカットを割り当てていくとCtrl、Altでは使いやすい組み合わせでの設定が難しくなってきます。

「どんだけショートカット割り当てるんだよ」と言われそうですが、連番で欲しい機能(例えばズーム率1、2、3など)が複数存在する場合に、 修飾キー(Commandキーなどのこと)が1つ多いと悩まずショートカットを割り当てられます。

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2. クイックルックの存在

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Windowsにもファイルの中身を簡単にプレビューする機能(Alt + P)がありますが、Macにはクイックルックがあります。
これがドラムサンプルなど音ネタを探すときに結構便利です。

大量にある素材やライブラリとして整理してあるものであれば、CubaseやLogicのサンプル検索機能を使用すれば問題ありません。
しかし、ハードディスクに散らばったものやプロジェクトごとに存在する断片的な素材ではどうでしょうか。
そういった素材をいちいちDAWに突っ込んで検索対象とするのは少々ナンセンスです。

wav, aif, mp3, aacといったオーディオから、jpg, png, mp4,など画像、ビデオなど なんでもスペースキー一発でプレビューできます。
別曲の音ネタを流用することがある音楽制作では、制作効率を高める上でかなり有効です。

3. オーディオ・MIDIセッティングが充実している

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OSの標準機能として複数のオーディオIFを組み合わせて一つの機器としてDAWに認識させたり、仮想MIDIデバイスを作れたりします。
高度な機能のため、日常的に使うわけではありませんが突っ込んだハードウェアの使い方をする際には非常に便利です。
また、これらが標準機能としてOSに組み込まれているため安定性も非常に高いです。

各アプリケーションで表示されるオーディオIFのポート名などもこのOS標準機能で一元管理されているので見通しが良いです。

4. 常にファイラーの表示形式が統一されている

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よほど古いアプリケーションでない限り、Mac標準のファイラーであるFinderの表示が統一されています。
当たり前のようなことですが、Windowsだと残念ながら統一されていないアプリケーションがあります。

具体的に言うと CubaseやKontaktでフォルダを指定する際のエクスプローラーにはアドレスバーが表示されません。
読み込み、書き出し作業が多い音楽制作ではアドレスバーが表示されないのは致命的です。
作業用に開いているフォルダまで毎回たどっていくのは面倒なので、アドレス直打ちもしくはコピペできないのは辛いです。

Macの場合はどのアプリケーションでも、Finderで開いているタイトルバーのフォルダアイコンをドラッグアンドドロップで簡単にアドレスをコピーできます。
複数のフォルダにまたがって作業することがほとんどだと思うので、この機能は地味ですがかなり役立ちます。

5. まとめ

1つ1つの機能は大きく目立ってはいませんが、それらのどれもがMacで作業すると効率的、早いに繋がるものです。
Mac OSにはそういった細かい配慮が紹介しても仕切れ無いほど存在します。

もちろん、ダメなところも色々とあります。
(OSバージョンが上がるとメーカー対応するまで使えないソフトが幾つかあるなど)

しかし、それらを差し引いても一度なれたら戻れない快適性がMacにはあります。
今時はMacだろうとWindowsだろうとファイルのやり取りはそんなに困りません。
触ったことが無い方も思い切ってMacに乗り換えてみてください。
後悔はしないはずです!

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