
高いスピーカーを買ったとしても不適切な置き方をしていては本来の性能を発揮できません。
逆に安いスピーカーでも、正しい置き方をしていれば案外よく聴こえるものです。
せっかくスピーカーで音を聞くならぜひともいい音で聞いて欲しいです。
今回は5分でできる簡単な設置方法を紹介します。
目次
良くないスピーカーの置き方例
まずは良くないスピーカーの置き方例です。
当てはまる項目が無いかチェックしてみてください。
左右のスピーカーの位置が頭の位置(座って聞く位置)からそれぞれ均等でない
左右のスピーカー距離と頭の位置が均一でない
スピーカーの向きが左右バラバラ
次は正しい設置方法を見ていきましょう!
スピーカー2本と頭で正三角形をつくる
ステレオ環境でスピーカーを設置する場合は視聴ポイント(頭の位置)と2本のスピーカーを線で結んだときに正三角形になるのが好ましいとされています。
さて、ここで問題です。
「頭、スピーカー2本の3点で正三角形になれば一辺の距離は何cmでも良いのでしょうか?」
正解は…あってないようなものですが、基準はあります。
基準はスピーカーサイズや出力に対して適切かというとことです。
出力の大きなスピーカー(大きな音が出るスピーカー)はある程度離れても問題ありませんが、出力の小さなスピーカーでは距離が離れすぎると適正なバランスで聞こえなくなります。
間違っても3インチ〜5インチ程度のスピーカーを3m以上離して設置しても大型スピーカーのような音像はでません!(超高性能スピーカーならでるかも?)
まとめると
- 出力の大きなスピーカーはある程度距離を離して設置しても良い
- 出力の小さなスピーカーは距離の離しすぎに注意
- スピーカーがそれぞれ同じ角度で頭の方向に向いているか
- スピーカーを正三角形ができるように設置した場合、中央から聞こえてくる音がしっかりと中央になっているか
*スピーカーのスペックに対して低域は適切に聞こえるか
(部屋の環境によって大きく左右される部分もありますが、低音がでるはずのスピーカーがスカスカの場合はスピーカーの距離を話しすぎている可能性があります)
これらを気をつけるだけで劇的に音が変わるので是非ためしてみてください!
サラウンドの場合は…
ごめんなさい、サラウンド環境はとても5分では正しくセットアップ出来ない上、なかなかややこしいので割愛させていただきます。
80円で低音が締まる!
用意するのは10円玉8枚です。
これをスピーカーの四隅と机の間にはさみます。
これだけです!
これはインシュレーターと呼ばれる、振動が机やスタンドに伝わるのを防ぐ絶縁材として10円玉を使用したハックです。
通常インシュレーターは1,000円以上するパーツですが、10円玉でも効果を出すことができます。
設置面が荒れていたり、スピーカーの基本性能が低すぎる場合は効果は低くなりますが、80円で試せるので一度チャレンジしてみる価値はあります。
まとめ
どちらもメジャーと10円玉さえあればできる簡単な方法ですが、結構音に変化があります。
いつでも試せてすぐに元にもどすことができるので、是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
この記事はAleileで掲載したものを編集、加筆しています。