ジャック・ルーシェ、ボビー・マクファーリンによるジャズアレンジ

クラシックの曲をジャズアレンジしたものは数え切れないほどあり人気のジャンルです。
クラシック音楽が好きな人は馴染みのあるメロディーで、そうでない人は質の高いメロディーと気品ある雰囲気のジャズとして楽しむことができます。

その中でもおすすめなのはバッハのジャズアレンジで有名なジャック・ルーシェによる、カンタータ第140番『目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声』です。

ジャック・ルーシェ・トリオとボビー・マクファーリン

この動画で演奏しているのは先に紹介したジャック・ルーシェ率いるトリオとアメリカのジャズ歌手であるボビー・マクファーリンです。

ジャック・ルーシェ・トリオについてWikipediaではこう書かれています。

1959年、ルーシェはピアニストとして、ベーシストのピエール・ミシュロ(Pierre Michelot)、ドラマーのクリスチャン・ギャロ(Christian Garros)と「ジャック・ルーシェ・トリオ」(一般に、フランスでは「トリオ・プレイ・バッハ(Trio Play Bach)」、アメリカなどでは「プレイ・バッハ・トリオ(Play Bach Trio)」と呼ばれている)を結成した。バッハの作品をジャズ風に解釈し演奏、多くのライブ出演、ツアー、コンサートを行った。
引用元 - Wikipedia

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一風変わった「器楽的唱法」という歌い方

動画の中でメロディーを担当しているのが歌ですが普通の歌い方とは少し違いますよね?
こちらは器楽的唱法というものです。

器楽的唱法とはわかりやすくいえば「ジャズで楽器を演奏するように歌うこと」だと考えます。
先ほどの動画でボビー・マクファーリンが歌っていましたが歌詞があるわけではなく、トランペットやサックスといった管楽器のようなニュアンスで歌っているように聞こえませんか?

ちなみにDon't Worry Be Happyという曲はご存知の方も多いのではないでしょうか?
この曲のヴォーカリストがまさにボビー・マクファーリンです。

ひとこと

もともとクラシックをやっていた人が演奏するジャズって音色に透明感があるような気がしませんか?
実際には何からはじめたかなんて関係はなくて、その人がどういった音を目指したかに対する結果でしかないのかもしれませんが。

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